ここでは、アイスタイル グループの創業時の事業計画書にも書かれている「Vertical Business Model」というコンセプトから、アイスタイルのビジネスをご説明します。
一般的に、企業が自社商品のマーケティングに活用できる情報は、自社の顧客から収集したデータに限られます。しかし、本来あるべきマーケティングとは、顧客以外の生活者(潜在顧客を含む)データを活用してはじめて成り立つものです。
そこでアイスタイルは、創業時からあらゆる化粧品を使用したユーザーの声を集め、ブランドを横断したCRMDBを構築してきました。そうすることで、ブランドが自社と他社のデータを比較できるだけでなく、化粧品業界共通のマーケティングプラットフォームを築けると考えていたのです。つまり、データ収集は業界全体で共有し、市場競争は個々でやろうという考え方です。
そしてそのデータを元に、自社で様々なビジネスを垂直統合的に提供する計画を、起業当初の事業計画書にも書き記していました。これが「Vertical Business Model(垂直統合型ビジネスモデル)」です。創業から約25年以上が経つ現在もこの考え方の基本は変わりません。
現在では、そのデータベースを活用しながら、リアル店舗「@cosme STORE」やEC「@cosme SHOPPING」等のビューティ領域で、ネットとリアルを効果的に組み合わせ垂直型の事業を展開し、さらにはユーザーとブランドの接点を増やすマーケティング支援事業を提供しています。