istyle

  • お知らせ

約7割が男性のメイクアップを受容、約2年で25%UP
@cosme「女性のメンズビューティ受容に関するアンケート」調査結果

株式会社アイスタイル

株式会社アイスタイルではこのほど、運営するサービス@cosmeのプロデュースメンバーである、18-69歳女性 5,820名を対象に、女性のメンズビューティ受容に関するアンケート調査を実施しました。

図2.png

ここ数年、化粧品メーカーからメンズコスメブランドやメンズシリーズが多く誕生し、スキンケア商品だけでなくメイクアップ商品も発売され、コロナ禍においても拡大をみせているメンズビューティ市場。また、デザインや香りなど性別問わず使用できるユニセックスな商品の増加、化粧品ブランドの広告に男性が起用されるなど、美容におけるジェンダーダイバーシティが進みつつあるようです。

しかし、商品や購入できる場所などが順調に増えている一方で、今年2月に実施した「@cosmeを利用する美容感度の高い男性メンバーの美容事情アンケート」調査(URL:https://www.istyle.co.jp/news/info/2021/02/0212-nl.html)では、20代以下の男性@cosmeメンバーの約3割が化粧品を購入する時に「店頭での周囲の目が気になる」と回答しており、メンズビューティへの理解と受容はまだ拡大の余地がありそうです。 
さらなるメンズビューティ市場の拡大には、女性たちのメンズビューティへの理解や受容も大きく影響していくでしょう。本リリースでは、@cosmeが2019年5月に実施した同様の調査との比較による時系列の変化も含めてお知らせします。

■調査結果概要

1.男性がスキンケア/メイクアップをすることへの女性の受容は伸長
2.化粧品の広告モデルに男性を起用することに対しては、大半が好意的
3.「化粧品売り場」の男性客に対しても受け入れ広がる

1.男性がスキンケア/メイクアップをすることへの女性の受容は伸長

202104mensbeauty-survey-skincaremakeup-concious.png

(1)95%が男性がスキンケアをすることを受容
18~69歳の@cosmeプロデュースメンバーの女性5820人に調査を実施した結果、95%が男性がスキンケアすることを「まあいいと思う/とてもいいと思う」と回答しました。男性のスキンケアに対しては非常に受容が高いと言えます。

(2)約7割が男性のメイクアップを受容、約2年で25%もUP
一方、男性がメイクアップをすることへの受容は、スキンケアに比べれば3割弱下がるものの、約7割が「まあいいと思う/とてもいいと思う」と回答しました。

2019年比.png

2019年度の調査結果と比較すると、スキンケアは2019年時点で高い数値だったため4%と微増でしたが、メイクアップは25%もUPしており、この2年間で「男性がメイクアップをすること」への受容は大きく向上したと言えそうです。

年代差.png

ただし、年代別で見てみると18~24歳では9割が受容しているのに対し、45歳以上では5割と、今回の調査の中で最も年代間の差が見られました。
メイクアップの受容については、若年層が牽引し、高年齢層の考え方を変えていくことが今後期待されます。

(3)18~24歳の6割弱が周囲にメイクをする男性が増えたと実感

実感.png

実際に自身の周囲でスキンケアやメイクアップをする男性が増えたという実感を持っているかを聴取したところ、スキンケアで7割強、メイクアップで4割強という結果でした。2019年度の調査結果と比較すると、スキンケアは4%増、メイクアップは7%増と伸びています。しかし、前述のスキンケア・メイクアップの受容の結果ほどの伸長は見られず、女性たちの受容の広がりほど、周囲の男性たちの行動は大きく変化していないことがわかります。

このことから、もしかしたら今起きている女性たちのメンズビューティへの受容の向上は、実際に周囲の男性たちがスキンケアやメイクアップをするという事実や行動に刺激されてということよりも、ジェンダーダイバーシティに関する情報接触や、スキンケアやメイクを自然に取り入れているK-POPの男性アイドルの存在、あるいは社会全体のムードなどの影響が大きいのかもしれません。

実感年代差.png

とはいえ年代別に見てみると、18~24歳においては8割強がスキンケア、6割弱がメイクアップをする男性が増えたと回答しており、若年層を中心にメンズビューティが浸透している様子が見られました。

(4)男性とコスメをシェアすることへの受容は、2年で約10%UP

シェアコスメ.png

また、彼氏や夫などの男性と同じコスメを共有(シェア)することについては、6割強が「まあいいと思う/とてもいいと思う」と回答。2019年度の調査に比べ11%UPしています。今後は「女性にも男性にもよい」「性別問わず使える」ことも、マルチ機能の1つとしてより重視されるようになるのではないでしょうか。

2.化粧品の広告モデルに男性を起用することに対しては大半が好意的

(1)化粧品の広告モデルが男性であることに約8割が好意的

男性モデル起用.png

ここ数年、化粧品の広告モデルに男性が起用されているのを目にする機会が増えていますが、化粧品の広告モデルに男性が起用されることについては、4割弱が「とてもいいと思う」と回答。「まあいいと思う」まで含めると約8割が好意的に受け止めていることが分かりました。

(2)化粧品の広告モデルが男性であることで約2割が購入意欲が上がると回答

購入.png

前述の通り男性モデルの起用については好意的に捉えられているという結果でしたが、男性モデルだった場合、購入意欲に変化はあるのでしょうか。自身が購入を検討している化粧品の広告モデルが男性だったら、購入意欲は変わるのかを約2割が「やや購入したくなる/とても購入したくなる」と回答し、「あまり購入したくなくなる/まったく購入したくなくなる」の約1割を上回る結果となりました。

3.「化粧品売り場」の男性客に対しても受け入れ広がる

ドラッグストアなどの化粧品売り場で、化粧品を選ぶ男性の姿を目にする機会も増えたように思います。しかし、今年2月12日に発表した「@cosmeを利用する美容感度の高い男性メンバーの美容事情アンケート」によると、20代以下の男性@cosmeメンバーの約3割が化粧品を購入するときに「店頭での周囲の目が気になる」と回答しています。

チャネル別.png

(1)約6割が男性客の存在が「あまり気にならない/まったく気にならない」
女性たちは店頭での男性の視線をどのように感じているのでしょうか。普段利用する化粧品購入チャネル別に男性客の存在が気になるかどうか聴取したところ、百貨店、ドラッグストア、バラエティショップいずれの利用者も約6割が「あまり気にならない/まったく気にならない」と回答し、「とても気になる/やや気になる」を上回りました。各チャネルとも2割前後の「とても気になる/やや気になる」が見られますが、「とても気になる」と回答したのは5%以下であり、店頭でのジェンダーダイバーシティへの拒否感はそれほど大きくないと言えるでしょう。

(2)周囲の目が気になる男性はバラエティショップで購入がベスト?!
男性客の存在が「あまり気にならない/まったく気にならない」と回答した率は、チャネルによってやや差が見られました。百貨店利用者の59%に対し、バラエティショップ利用者の67%が「あまり気にならない/まったく気にならない」と8%高く、これはバラエティショップで化粧品を購入する女性が、比較的年齢が若くジェンダーダイバーシティへの受け入れが高いためだと思われます。

■調査概要

調査名称 : 美容に関するアンケート
調査対象者: @cosmeプロデュースメンバー 女性18-69歳
調査地域 : 全国
調査方法 : Web調査
調査時期 :
2019年度 2019年5月11日 (土) ~13日(月)
2021年度 2021年4月9日(金)~11日(日)
集計数  :
2019年度 5,723人(@cosmeの年代構成比に合わせ割付)
2021年度 5,820人(@cosmeの年代構成比に合わせ割付)

■調査結果引用時のお願い

本調査結果を転載・ご利用いただく場合は、出典元として下記のような表記をお願いします。
例:「『@cosme』の調査によると」「『@cosme』調べ」など

■参考

・【@cosme for BUSINESS トレンドコラム】ジェンダーレスコスメ @cosmeメンバーの約8割が「いいと思う」|@cosmeにおけるメンズビューティ受容調査
https://business.cosme.net/column/report/research-mensbeauty
・2021年2月12日発表
「@cosmeを利用する美容感度の高い男性メンバーの美容事情アンケート」調査結果
https://www.istyle.co.jp/news/info/2021/02/0212-nl.html
・【リサーチコラム】美容感度の高い男性の美容事情
https://blog.istyle.co.jp/post/16181
・【リサーチコラム】 本当にくるのか メンズコスメ?!
https://blog.istyle.co.jp/post/14965

■@cosmeについて

月間訪問者1,320万人(全デバイス含む)、月間ページビュー数は3.1億PV、国内外3万4,000ブランド・商品数34万点のコスメのデータベースと、クチコミ検索機能や新製品情報などのコンテンツを備えた日本最大の化粧品・美容の総合サイトです。1999年のオープン以来、会員数・クチコミ件数・ページビュー数ともに伸び続け、累計クチコミ数は1,580万件を突破しています。(2020.6月末時点)


【株式会社アイスタイル 会社概要】https://www.istyle.co.jp/ 東証一部・コード番号3660
■所在地:〒107-6034 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 34 階
■設 立:1999年7月27日
■資本金:37 億 300 万円
■代表者:代表取締役社長 兼 CEO 吉松 徹郎
■事業内容:美容系総合ポータルサイト@cosmeの企画・運営、関連広告サービスの提供

【お問合せ】
株式会社アイスタイル エクスターナルコミュニケーション室  
■Email: istyle-press@istyle.co.jp 

一覧に戻る