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2022年話題のコスメを総括! 「@cosmeベストコスメアワード2022」12月8日発表
総合大賞はケイト「ケイト リップモンスター」

株式会社アイスタイル

株式会社アイスタイル(代表取締役社長:遠藤 宗)は、2022年、生活者に支持されたコスメを総括する「@cosmeベストコスメアワード2022」(以下、ベストコスメアワード)を発表いたしました。また、今年の上半期より新たに発足した「@cosmeトレンド予測部」が、売上動向やクチコミ、その他関連データからみえる意識変化と、美容プラットフォーマーとしての知⾒から今後の生活者インサイトや美容トレンドを予測する「2023上半期トレンド予測」を同時発表いたします。

※2023上半期トレンド予測の詳細は本日発表のプレスリリースを参照ください。

https://www.istyle.co.jp/news/press/2022/12/1208-trend.html

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「@cosmeベストコスメアワード2022」とは

実際に商品を使用したメンバーから、この1年間に@cosmeに寄せられたクチコミ投稿をベースに、今、生活者が支持している商品をランキング形式で表彰するアワードです。 サービス開設当初より毎年発表しており、@cosmeならではの生活者視点に立った受賞ラインナップが、化粧品業界及び美容業界からもご注目いただいています。

「@cosmeベストコスメアワード2022」ハイライト

1.消費に変化!「トレンド」よりも「タイパ」、「リスク回避」を重視しての選択か

2. バズとロングセラーを掛け合わせた新たな消費動向「バズロングセラー」
1)一過性で終わらない「バズ消費」
2)発売から○○年!?掘り起こし「バズ消費」

3. 総合上位10商品に2商品がランクイン、美容グッズが躍進!

4.スキンケアは守りと攻めが混在する動きが継続

5.メイク復活は「デイリーメイク」から? 生活のシーンに応じてメイクも使い分け

※「@cosmeベストコスメアワード2022」受賞商品一覧は後述

1. 消費に変化!「トレンド」よりも「タイパ」、「リスク回避」を重視しての選択か

新型コロナウイルス感染拡大以降、増加傾向にある@cosmeへのクチコミ投稿数ですが、「@cosmeベストコスメアワード2022」の集計期間中(2021年11月1日~2022年10月31日、以下、クチコミ内)に寄せられたクチコミ投稿数は約120万件。@cosmeベストコスメアワード史上最多を記録した昨年度の約112万件をさらに超える投稿数を記録しました。※

※クチコミ投稿数増加の背景については昨年度のプレスリリースをご確認ください。
https://www.istyle.co.jp/news/press/2021/12/1209-bc.html

一方で、ベストコスメアワードの対象商品数は昨年度と比べて減少しています。対象商品は減少しているにもかかわらず、クチコミ投稿数が伸びているのは、「人気商品」に集中して数多くのクチコミが寄せられたからではないかと考えられます。
@cosmeのクチコミにおけるワードの出現率推移をみると、話題となっている状態を指す「バズ」というワードが昨年度と比較して1.8倍に増加しています。


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その他にも昨年度と比較して「TikTok 」というワードが2.8倍、話題という記述とともに語られることも多いワードである「欠品」は2.1倍に増加しており、"SNS等で注目されている"ことを購入のきっかけとした内容のクチコミが増えています。


<クチコミ抜粋>

ケイト リップモンスター 総合大賞
ベストリップスティック 第1位、価格別賞 ロープライス部門 リップ 第1位
@cosme SHOPPING ベストヒット賞 総合 第3位
大バズり中で入手困難のこちら、マスク生活でなかなか唇を見せる機会が少ないですが、
勤務時の昼食の際など、マスクを外すタイミングでも色がしっかり残るリップが欲しくてこちらを手に入れました。
1番最初に5番のダークフィグを購入。ほかの色も試してみたいと思いつつ欠品続きでなかなか出会えませんでしたが、
最近やっと見かけるようになってきて、追加で2番、3番、4番を購入できました。

ペリカン石鹸 恋するおしり ヒップケアソープ ベストボディケア 第1位
インスタでバズっていたのをきっかけに購入してみました。

TIRTIR MASK FIT RED CUSHION ベストクッションファンデ 第2位
価格別賞 ロープライス部門 ファンデーション 第1位
TikTokなど見てたら、こちらのファンデーション使ってる方が本当に多くて、気になるので購入してみました。

同様に人気の裏付けである「ベスコス」というワードの出現率も1.2倍に増加しています。また、その年の消費傾向を表す総合カテゴリの受賞商品を見てみると、10商品すべて過去にベストコスメアワードを受賞したことのある商品という結果となりました。

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2022年11月下旬に実施した@cosmeユーザーを対象とした「化粧品に関するアンケート 」(以下、ユーザーアンケート)では『SNSやYouTube・TikTokで「話題/人気/バズっている」化粧品を購入したい』かについて聴取したところ、全体で6割強が「そう思う・ややそう思う」と回答しています。更に年代別でみてみると10代は約84%、20代は約76%と、特に若年層で高い数値を示しました。(5段階で聴取)。

その理由としては、上位から順に「情報収集の手間や時間が省けると思う」、「誰かのお墨付きという安心感がある」、「いいものが多く、失敗が少ないと思う」という声が挙げられ、それぞれ5割前後の回答があったのに対して、「流行・トレンドに乗りたいという気持ちがある」と回答した人は3割強にとどまりました。

2. バズとロングセラーを掛け合わせた新たな消費動向「バズロングセラー」

今回の全体傾向から見えてくるのは 「バズ」と「ロングセラー」を掛け合わせた新たな消費動向です。「バズロングセラー」という言葉には「一過性で終わらないバズ消費」と「発売から年月が経った商品が掘り起こされるバズ消費」の二つの意味があります。

1)一過性で終わらない「バズ消費」

クチコミ内で最も多く「バズ」というワードが出現した商品は、総合大賞に選ばれたケイト「リップモンスター」であり、まさに今年の流れを象徴する商品と言えるでしょう。

マスク着用の影響を受け、一時は消費が大きく落ち込んだリップカテゴリ。そんな厳しい状態が続いていた2021年の5月に発売された本商品は、発売当初よりマスクにつきにくい・色落ちしにくい「機能性」に加えて、「使用感・品質の良さ」、誰でもアクセスしやすいドラッグストアを販売チャネルとする「利便性」、売り切れ続出の「希少性」、更には SNSを中心とした「盛り上がり」と、様々な相互作用が大きな支持に繋がり、発売からわずか半年で@cosmeベストコスメアワード2021の総合 第3位まで上り詰めたリップカテゴリのスター商品でした。(一部、昨年度のリリースを引用)

発売から1年半経過した現在でもその勢いは衰えていません。 支持され続ける背景には、生活者にとってまだまだマスクにつかない商品に対するニーズが高いことがありそうです。

しかし、指示され続ける理由はそれだけではなく、ミニサイズや限定色の発売、下半期リップ新人賞に選ばれた「ケイト リップモンスター スフレマット」の発売など、コレクション欲をくすぐる飽きさせないコミュニケーションも後押しとなっていそうです。

<受賞ブランドの声>
花王株式会社 化粧品事業部門
マステージビジネスグループ KATEブランドマネージャー 岩田 有弘氏

コロナ禍でマスク着用が常態化し、化粧品全体の売上げは低迷、その中でも口紅の売上が激減している中、リップモンスターは誕生しました。コロナ禍において口紅は求められていない、という世の中の風潮はありましたが、KATEメンバーはマスクを着用していても毎日口紅をつけていましたし、SNSでも美容関心層を中心に「マスクをしていてもメイクを楽しみたい」という声を目にしていたので、"どんな時でもメイクを楽しみたい"というニーズは絶対にあるはずだという確信を持ち、開発を始めました。

マスクを着用していてもメイクを楽しみたい、というニーズに応えるため、機能面においては、マスクにつきにくいということはもちろん、つけたての色がそのまま持続するという点にもこだわりました。そして機能性に加え、落ちにくい最強のリップを表現した商品名「リップモンスター」、SNSで思わずつぶやきたくなる色名など、メイク欲を掻き立てる仕掛けを施しました。

また、モンスターをあしらったミニサイズや新色、スフレマットタイプと次々と新作を展開し、お客さまのワクワクを途切れさせない工夫をしています。

その流れは総合大賞以外の商品にも現れています。

・&be(アンドビー) ブラックスポンジ
総合 第4位、ベスト美容グッズ 第1位、@cosme STORE ベストヒット賞 総合 第5位

img_rank4.jpg2020年4月に発売され、一時は欠品するほどの人気が集中し昨年ベスト美容グッズ 第2位を受賞。今年も人気は衰えず、今年は総合 第4位まで順位をあげた人気商品です。
@cosmeのフラッグシップショップ「@cosme TOKYO」のパフ・スポンジ部門の売り上げ1位。 販売数は2位の商品と比べて約8倍と、圧倒しました。※

・KANEBO カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ
総合 第8位、ベスト洗顔料 第1位、価格別賞 ミドルプライス部門 洗顔料 第1位、 @cosmeSTORE ベストヒット賞 総合 第3位img_rank8.jpg2021年3月に発売されたスクラブ入りの洗顔料。角質や毛穴ケアに効果的と人気を集め、すで多くの受賞歴がある人気商品です。@cosmeのフラッグシップショップ「@cosme TOKYO」の洗顔料部門の売り上げ1位。 販売数は2位の商品と比べて約4倍と、高い人気を保っています。※

<受賞歴>
@cosmeベストコスメアワード2021 ベスト洗顔料 第2位
@cosmeベストコスメアワード2021 上半期新作コスメ 総合 第3位
@cosmeベストコスメアワード2021 上半期新作ベスト洗顔料 第1位
@cosmeベストコスメアワード2021 @cosme STORE 上半期新作ベストヒット賞 スキンケア 第2位

※集計期間中:2021年11月1日~2022年10月31日

前述のユーザーアンケート結果を鑑みると、慎重な生活者にとって一過性で終わるバズに乗ることは「タイパが悪い」「安易に選択すると失敗するかもしれない」消費行動である可能性がうかがえます。よって、一過性で終わらない「バズ」と「ロングセラー」を掛け合わせた新たな消費動向は今後も続いていきそうです。

また、企業においても、ロングセラーなバズを念頭においた商品発売やコミュニケーションが求められていきそうです。

2)発売から○○年!?掘り起こし「バズ消費」

もう一つのバズロングセラーの特徴として、SNSの浸透によって発売から年月が経っている隠れた名品が掘り起こされるタイプのバズ消費があります。
2013年に発売されたNARS「ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N」は、昨年からSNSをきっかけに人気を集め、ついに昨年度のベストパウダー 第1位を受賞、発売開始から初めての受賞となりました。今年も人気の勢いは止まらず、@cosmeの購入者のクチコミ件数は昨年と比較して約2.4倍に増加し、ついに総合 第3位まで順位を伸ばしました。

また同様に、ベストヘアケア1位に輝いたオルビス「エッセンスインヘアミルク」は、発売から10年超の今年(2011年11月発売)、突如SNSで話題となり、初めてベストコスメアワードを受賞。クチコミ件数も昨年度と比較して約8倍と大きく増加しました。

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その他にも発売から年月が経っている商品が掘り起こされ、クチコミ件数を伸ばし、受賞に至ったケースが多数見受けられました。

▼受賞商品のクチコミ件数の昨年度比較(発売から5年以上経過商品、昨対比2倍以上の商品をピックアップ)掘り起し一覧.jpg

生活者の目には、新たに出会った商品は、発売の時期に関わらずすべて新鮮に映っているのでしょう。バズはいまや新商品に限らず、すべての商品にチャンスがあると言えそうです。

オルビス エッセンスインヘアミルク ベストヘアケア 第1位
SNSで話題になっていて欠品続きでしたが、やっと購入できました!!

オルビス エッセンスインヘアミルク ベストヘアケア 第1位
ヘアミルクの存在を知らなくて今までお風呂上がりはドライヤーと
ヘアオイルで済ませていました。
ブリーチを4回しているのでかなり傷んでいるので重宝しています!!

3. 総合上位10商品に2商品がランクイン、美容グッズが躍進!

バズロングセラー以外の特徴的な動きとして、美容グッズへの関心の高まりにも注目です。総合には、第4位に&be(アンドビー)「ブラックスポンジ」、第5位にuka「uka スカルプブラシ KENZAN」と2商品がランクインしました。


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集計期間中に「美容グッズ・美容家電」に投稿された購入者のクチコミ件数は、昨年度と比較して約1.3倍に増加しました。特に&be(アンドビー)「ブラックスポンジ」をはじめとする「メイクアップグッズ」は約1.4倍と増加率が高い傾向にあります。


更に下半期美容グッズ新人賞には、ロージーローザ「マルチファンデブラシ」がランクインしています。メイクアップグッズを使用することで商品の力をより引き出すことができたり、メイク自体のクオリティをあげることができたりと、テクニック要らずで「底上げ」が図れる点が魅力的だと捉えられているのかもしれません。
美容グッズ2.jpg

メイクアップグッズへの支持は、マスク生活は続いているものの、外出機会と共にマスクを外す機会が格段に増えたことで、崩れにくいメイクテクニックに対する注目が更に高まったことが理由のひとつと言えるでしょう。

また、&be(アンドビー)をプロデュースする河北裕介さんをはじめとした、影響力のあるメイクアップアーティストの発信も後押しになっていると考えられます。「河北さんの動画見ながら練習してます!」「下地やファンデは手で塗る派でしたが、河北さんの動画を見て、もしや崩れる原因は付けすぎ...?と思い、このスポンジを使うようになりました。」といったクチコミも散見されています。

人気メイクアップアーティストの小田切ヒロさんは「小田切さんと同じようにメイクをやっても綺麗に仕上がらない」という問題を解決するため、テクニックがなくても簡単にプロクオリティのメイクに仕上げることができるメイクブラシを、今年11月に発売しました。
また、クチコミ内におけるワードの出現率を見てみると、グッズと同様の意味でつかわれる、「ツール」 というワードの出現率は昨年度と比較して約1.4倍、その他にも「メイクブラシ」が約1.4倍、「メイクツール」が約2.4倍、「メイクスポンジ」約2.6倍と全体的に伸びています。

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メイクアップグッズ以外にも、洗顔時に使用する使い捨てのペーパータオルを指す「クレンジングタオル」というワードも約4.9倍に伸びており、メイクアップグッズ・ヘアケアグッズにとどまらず美容グッズ全体への関心が高まっているようです。

4.スキンケアは守りと攻めが混在する動きが継続

イプサ「ザ・タイムR アクア」が総合大賞を受賞した昨年度を象徴する「肌の調子を安定させたい」というスキンケアへのニーズは継続しており、今年度も鎮静効果が評価されたスキンケア商品が多数受賞しています。

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<クチコミ抜粋>

VT(ブイティー) CICA デイリースージングマスク
ベストシートマスク 第1位、@cosme STORE ベストヒット賞 総合 第7位
特に肌悩みもなく過ごしてきたが、30歳を過ぎ生理前に肌が荒れやすくなり、
肌の揺らぎを感じるようになった。
たまたま購入の機会があり、使用してみたシートマスク。
さっぱりしている為、毎朝の使用を続けていた結果、
あれ?生理前なのに肌荒れしなかった!と実感!
元々ニキビはほとんどできない肌質であるので、
ニキビ肌の方は同じような効果が得られるかどうかはわからないが、
私にはあらかじめ予想される肌荒れへの鎮静効果があった。

また、「摩擦レス」への関心も継続しています。その意識はスキンケア商品を超えてメイクアップ商品でも見られています。

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<クチコミ抜粋>

ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバー
総合 第10位、ベストクレンジング 第1位、
価格別賞 ロープライス部門 クレンジング 第1位
クレンジングで洗っていたまつ毛の摩擦が気になっていたので、こちらを購入。
これを使えばするっと落ちてくれるので、メイク落としが楽になりました!
まつ毛が抜けることも減った気がします。もうこれなしではメイク落としできません

キャンメイク クリーミータッチライナー
殿堂入り、@cosme STORE ベストヒット賞 総合 第8位
アズキブラウン使用中。プチプラなのに優秀すぎて買って良かったです!!
摩擦を感じず、溶けるように柔らかくするする描けるのがお気に入り(^^)

クチコミ内におけるワードの出現率を昨年度と比較すると、「揺らぐ」が約1.3倍、「お守りコスメ」が約1.3倍、 「お守りスキンケア」が約1.6倍、「お守り美容液」が約3.6倍に増加しており、昨年からさらに「揺らがない安定した肌」への関心が高まっていることが伺えます。コロナ禍を経てスキンケアの果たすべき役割が浮き彫りになったと言えるでしょう。

また、守りのスキンケアと攻めのスキンケアが混在する動きも継続。洗顔料カテゴリの受賞商品は、スクラブ入りや酵素洗顔など、3商品ともデイリーケアにもスペシャルケアにもなる攻防両立タイプがランクインしています。

<クチコミ抜粋>

KANEBO カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ
総合 第8位、ベスト洗顔料 第1位、価格別賞 ミドルプライス部門 洗顔料 第1位、@cosmeSTORE ベストヒット賞 総合 第3位
デイリーケア、スペシャルケアと2種類の使い方ができるなんて最高です。スクラブ洗顔と聞くと肌負担が大きいイメージですが、こちらのスクラブは肌に溶け込むような柔らかさでした。 もうすぐ使い切るので、アットコスメに買いに行きます!

化粧品に配合されている成分への関心も継続。昨年度と比較したクチコミ内におけるワードの出現率は、「ビタミンC」が約1.3倍、「ナイアシンアミド」が約2.3倍 、「レチノール」が約2.4倍に増加しており、受賞商品のクチコミにおいても、成分について触れた内容がみられます。成分.jpg

<クチコミ抜粋>

なめらか本舗 リンクルアイクリーム N
ベストアイケア 第1位 、価格別賞 ロープライス部門 アイケア・まつげ美容液 第1位
当初はレチノール配合とは知らずに使っていましたが、敏感肌の私でも肌荒れなどの反応はありませんでした。これでレチノールが使えるならめちゃくちゃコスパいいと思います。 肝心の小ジワに関してですが、予防の効果はあると思っています。

5.メイク復活は「デイリーメイク」から? 生活のシーンに応じてメイクも使い分け

コロナ禍以降のマスク生活をきっかけに、ファンデーションを塗らずにベースメイクを仕上げる人が増えました。この流れは継続しており、クチコミ内において「ノーファンデ派」というワードの出現率は昨年度と比較して約1.6倍に増加しています。

一方で、「すっぴん」というワードは昨年度と比較して減少。ベースメイクカテゴリの受賞商品の傾向からみると、決してノーメイクでいたいわけではなく、トーンアップやフィルター効果へのニーズが拡大しているようです。

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<クチコミ抜粋>

クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールnベスト化粧下地 第1位
価格別賞 ハイプライス部門 化粧下地
とにかく肌が上品になります。薄づきで透明感のある仕上がりが理想なのですが、これ一本で叶いました。美肌フィルターがかかったようなふわっとした見た目になるし、
乾燥しないし崩れ方も綺麗。
白くならずに肌が明るくなるようなトーンアップ効果です。
総合力高すぎてすごいですね。泣きます。

また、受賞商品やワードの出現率からみると、今年度は絶妙、繊細なニュアンスカラーやヌーディーなミュートカラーが人気を集めていることがわかります。

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ノーファンデ派やミュートカラーなメイクと聞くと、生活者のメイクへの関心は戻り切っていないようにも見えますが、総合大賞にリップ商品が選ばれたのは、オペラ「リップティント N」が大賞に選ばれた2018年から4年ぶりのことです。

また、クチコミ内において「ナチュラルメイク」というワードの出現率が昨年度と比較して減少している一方で「盛れる」、「目力」というワードの出現率は増加が見られます。 さらには「デイリーメイク」、「ライトメイク」、「スクールメイク」、「職場メイク」というワードの出現率も昨年度と比較して増加しています。マスク生活によって一時はメイクへの関心は減少傾向となり、このままメイクする人としない人の二極化すが進むのではないかとも言われていましたが、まずは日常的なメイクから復活しつつあるようです。イベントやレジャーに対する制限が緩和されたことで、更にメイクの復活が後押しされるかもしれません。

「@cosmeベストコスメアワード2022」受賞商品一覧

■集計方法
「@cosmeベストコスメアワード2022」とは 実際に商品を使用したメンバーから、この1年間に@cosmeに寄せられたクチコミ投稿をベースに、 今、生活者が支持している商品をランキング形式で表彰するアワードです。 サービス開設当初より毎年発表しており、@cosmeならではの生活者視点に立った受賞ラインナップが、化粧品業界及び美容業界からもご注目いただいています。

「@cosmeベストコスメアワード2022」は、みなさんのクチコミに加え、どのくらい注目された商品かなどを加味して、順位を決定しています。
集計対象期間: 2021年11月1日~2022年10月31日
集計対象クチコミ件数: 1,227,889件
集計対象アイテム数:53,537アイテム

※下半期新人賞のみ2022年5月1日~2022年10月31日に発売された商品を対象としています。
※複数のカテゴリにまたがりクチコミ投稿されている商品は、商品性質を考慮し、主たる1つのカテゴリに絞って集計しています。
※@cosme SHOPPING ベストヒット賞は「@cosme SHOPPING」での販売実績をもとに順位を決定しています。
※ @cosme STORE ベストヒット賞は「@cosme STORE」及び「@cosme TOKYO」での販売実績をもとに順位を決定しています。

【殿堂入り】
@cosmeベストコスメアワードにおいて複数回1位にランクインし、メンバーからの支持を不動のものとしたアイテム

殿堂入り.jpg【総合】
2021年11月1日~2022年10月31日の間で@cosmeメンバーから今年最も支持されたアイテム

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【アイテム賞】
2021年11月1日~2022年10月31日の間で各カテゴリで今年支持されたアイテム
詳細はhttps://www.cosme.net/bestcosme/にてご覧いただけます

【下半期新人賞】
2022年5月1日~2022年10月31日の間で発売された新商品の中で支持されたアイテム
詳細はhttps://www.cosme.net/bestcosme/にてご覧いただけます

【価格別賞】
◆ハイプライス部門
2021年11月1日~ 2022年10月31日の間で商品の税込価格で判断し、ハイプライス(高価格帯層)商品において支持されたアイテム

◆ミドルプライス部門
2021年11月1日~ 2022年10月31日の間で商品の税込価格で判断し、ミドルプライス(中価格帯層)商品において支持されたアイテム

◆ロープライス部門
2021年11 月1日~2022 年10 月31日の間で商品の税込価格で判断し、ロープライス(低価格帯)商品において支持されたアイテム

詳細はhttps://www.cosme.net/bestcosme/にてご覧いただけます

【@cosme SHOPPINGベストヒット賞】
◆総合
2021年11月1日~ 2022年10月31日の間で@cosme公式通販「@cosme SHOPPING 」 にて販売実績が高いアイテム

◆下半期新人賞
2022年5月1日 〜2022年10月31日の間で発売された新商品の中で@cosme公式通販「@cosmeSHOPPING」にて販売実績が高いアイテム

◆ブランド新人賞
2021年11月1日~ 2022年10月31日の間で日本で発売された新ブランドの中で@cosme 公式通販 「@cosme SHOPPING 」にて販売実績が高いブランド

詳細はhttps://www.cosme.net/bestcosme/にてご覧いただけます

【@cosme STOREベストヒット賞】
◆総合
2021年11月1日~ 2022年10月31日の間で当社のコスメセレクトショップ「@cosme STORE」及びフラッグシップショップ「@cosme TOKYO」にて販売実績が高いアイテム

◆下半期新人賞
2022年5月1日 〜 2022年10月31日の間で発売された新商品の中で当社のコスメセレクトショップ 「@cosme STORE」及びフラッグシップショップ「@cosme TOKYO 」にて販売実績が高いアイテム

◆ブランド新人賞
2021年11月1日~ 2022年10月31日の間で日本で発売された新ブランドの中で当社のコスメセレクトショップ「@cosme STORE 」及びフラッグシップショップ「 @cosme TOKYO 」にて販売実績が高いブランド

詳細はhttps://www.cosme.net/bestcosme/にてご覧いただけます


<参考>
◆「@cosmeベストコスメアワード」はどうやって決まる?

「@cosmeベストコスメアワード」の選定方法については、以下よりご確認いただけます。
https://www.cosme.net/bestcosme/articles/selecting-method

◆2022年のビューティトレンドを総括する
「2022年度@cosme台灣美妝大賞」、「2022年度@cosme香港美妝大賞」同時発表

【台湾版】
台湾版「@cosme」でも、2022年に台湾のユーザーが最も支持したコスメをランキング形式で表彰するアワード「2022年度@cosme台灣美妝大賞」を同時発表いたします。

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受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://www.cosme.net.tw/beauty-awards/2022/annual

【香港版】

香港版「@cosme」でも、2022年に香港のユーザーが最も支持したコスメをランキング形式で表彰するアワードとして「2022年度@cosme香港美妝大賞」を同時発表いたします。ベスコス.jpg

受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://hk.cosme.net/best-cosme-awards/2022/annual

◆2022年の韓国のビューティトレンドを総括する「2022 GLOWPICK AWARDS」を11月24日発表

2022年11月24日、@cosmeの姉妹サイトである韓国のビューティプラットフォーム「GLOWPICK」は、2022年の韓国のビューティトレンドを総括する「2022 GLOWPICK AWARDS」を発表いたしました。

韓国.png

受賞商品一覧や、アワードの詳細についてはこちら
https://www.glowpick.com/awards/v2/30

◆12月21日(水)ウェビナー開催「@cosmeベストコスメレポート2022」受賞商品とクチコミから読み解く生活者の今とこれから

セミナー情報.png「@cosmeベストコスメアワード2022」表彰に際し、この1年間に@cosme内に投稿された120万件を超える評価・投稿クチコミの分析を行ってきたアイスタイルのリサーチプランナーである原田・西原が登壇し、この1年間の「トレンド・キーワード」「そこから読み取れる今後の生活者が美容・コスメに求めていることは何なのか、クチコミから見えたその兆し」について解説・深掘りいたします。

また、毎度「ベストコスメアワード」のウェビナーでは視聴いただいた皆様から多数のご質問をいただいております。今回も質問パートをご用意し、リサーチプランナーの両名よりクチコミから読み取れた分析結果よりお答えさせていただく予定です。
※セッション中、またご予約時にいただく質問の件数次第では、すべてのご質問には時間内でお答えできない場合もございます。ご了承くださいませ。

【開催概要/プログラム】
開催日:12月21日(水) 14:00~15:00
『ベストコスメアワード2022 受賞商品・投稿クチコミから読み解く2022年』
株式会社アイスタイル @cosmeリサーチプランナー 原田 彩子
株式会社アイスタイル @cosmeリサーチプランナー 西原 羽衣子

開催方法:オンライン開催(Zoom)
参加費:無料
お申込み、ウェビナーの詳細情報につきましては下記をご参照ください
URL:https://business.cosme.net/webinar/bestcosme2022_20221221

◆@cosmeとは

月間訪問者約1,650万人、国内外4万2千ブランド・商品数37万点のコスメのデータベースと、クチコミ検索機能や新製品情報などのコンテンツを備えた日本最大の化粧品・美容の総合サイトです。1999年のオープン以来、会員数・クチコミ件数・ページビュー数ともに伸び続け、累計クチコミ数は1,800万件を突破しています。(2022.6月末時点)
https://www.cosme.net


【株式会社アイスタイル 会社概要】 https://www.istyle.co.jp/ 東証プライム・コード番号3660
■所在地:〒107-6034 東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル 34 階
■設 立:1999年7月27日
■資本金:47億5,600万円
■代表者:代表取締役社長 遠藤 宗
■事業内容:美容系総合ポータルサイト@cosmeの企画・運営、関連広告サービスの提供

【お問合せ】  
株式会社アイスタイル エクスターナルコミュニケーション室  
■Email: istyle-press@istyle.co.jp

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