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President's Message

トップメッセージ

吉松徹郎 近影

平素より当社への格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

第24期(2023年6月期)となり、マスクを外す人々を街中でよく見かけるようになり、外国人の方々が観光地を中心に日本全国で溢れかえっています。

当社においても店舗事業が前期比で約50%増収となり、コロナ前と比べても大きく飛躍しました。特に原宿駅前の大型旗艦店「@cosme TOKYO」が黒字化したことで、名実ともに収益の柱にまで成長しています。結果として過去最高の連結売上高を記録し、4期ぶりに営業利益が黒字となりました。これは環境が追い風になっただけでなく、アイスタイルが築き上げてきた価値がもたらした結果だと考えています。

それは、@cosmeが、お客さまからより選ばれる存在となったこと。そして、これによりブランドが当社のメディアやEC、さらに店舗を横断した施策を積極的に展開してくれています。その盛り上がりを見たお客さまが、また@cosmeに集まるという好循環が生まれました。結果として、リアル市場が盛況な中においてもECが前期比で約16%増収となり、改めてプラットフォームの基盤と連携が強くなっていると感じています。

コロナ禍で「なぜ、店舗事業から撤退しないのか?」とよく質問されましたが、それはリアルでしか実現できない価値があるからです。直接化粧品に触れて・相談できて・自身も知らなかった商品との出会いがあるリアルでのコミュニケーションの場は、これから来る情報が氾濫するデジタル社会において、絶対的な強みとなります。オンライン・オフライン両方あるからこその価値を探究し続けた結果、他社や他業態よりも早く成長し、市場における唯一無二のポジションを築けたのだと思います。店舗でお客さまが楽しく買い物している様子や、ブランドが躍動している姿を見ても、その方向性は間違ってなかったと確信しています。

ようやくコロナ禍が明けましたが、25期(2024年6月期)は、この築き上げてきた価値をさらに磨き上げ、中長期における成長の第一歩としていきたいと思います。
引き続き、ご理解・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2023年9月

代表取締役会長 兼 CEO

吉松 徹郎 サイン